brotherスキャンカットSDX1200でレザーをカットするのに、
革は部分的に厚みのバラツキがあったり、繊維の密度が違う為、
通常のカッティングマットだと、切り残しが発生する事があります。
カットミスを減らすのにいい方法は無いかと考えた所、レザーを補強する際に使用する
スライサー(糊付き)を思いつきました。
スライサーはレザークラフトメーカーのSEIWAから買う事ができます。
100×110cmで1,500円なので、15inchマットだと9回分使える計算です。
カッティングマットの接着面にスライサーの接着面を貼り、
弱粘のスプレー糊を吹くことで接着力を与えます。
あとは、通常と同じようにカットするだけ。
様々なデザイン、色々な種類の革をこの方法でカットしましたが、切り残しはほぼ解消できました。
(革の硬さと種類、部位によってはマシンの性能の限界で切れない事があります)
注意しないといけないのは、カッティングマットのカットエリア外に糊がつくと
カッティングマシンのローラー部分に糊やゴミがつきやすくなり、カットがずれる原因になります。
それでなくても、ローラ付近に革の屑など異物が少しでも付くと精度が落ちるので
ゴミやクズの除去は必須になります。
メーカー非推奨のカスタムですので、万が一マシンが壊れたとしても当方では責任は負えませんので、
自己責任でお願いします。