前からずっと自作しようと思っていたステッチングポニーをやっと作りました。
以前はネジで締めるタイプのものを使用していたのですが、毎回ネジを締めたり緩めたりするのが煩わしかったです。
そして、クイッククランプで締める方法も試したのですが、あまり見た目が良くなかったので、試しにベルトで締める形にしてみました。
作りはいたってシンプル、革を挟む部分を上辺が短い台形状にして、革ベルトを下にずらすと少しずつ挟むテンションがかかる仕組みです。
僕自身、これだけで革を保持するだけのテンションがかかるか疑問でしたが、意外にも紙やすり程の厚みでもでもしっかりと保持してくれています。
これなら緩める時も楽ですし、見た目もスッキリしますね。
折りたたむとコンパクトになります。
挟む部分にはベロアを貼って、咥える部分のあたりをソフトに。
起毛革なので滑り止め効果も期待できます。
3mm厚のベルト革をカシメでとめるだけ。
SEIWAから発売されているステッチングポニーは12,000円ほどしますが、上質な木材を家具職人が作り上げているので、僕のとは比べものになら無いぐらい美しいです。
お客様からもたまに、これぐらいなら作れるなぁと言われます。
そうなんです、以外と作れるんです。
ただ、これだけ工具を使用します。
ノコギリとドライバーとサンドペーパーを用意すれば根性があればできます。
ただ、革を挟む部分の精度は求められます。
寸法がずれてると、力が逃げてしまいうまく挟んでくれ無いかも。
WSに参加頂いている方からも要望があったので、いつかステッチングポニーを作るイベントをしてもいいかなと思ってます。
材料は
1×4 6フィート 1本
ボルト 一本
ナット 一個
ノブスター 一個
木ネジ
木工用ボンド
起毛革
だけです。
しばらく使ってみて、改善点があればまたアップしますね。