VINTEGE GLOBE-TROTTER の持ち手を製作①

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いつもお世話になっている方から、数十年前のGLOBETROTTERの持ち手が劣化して革が切れてしまったので、製作のご依頼をいただきました。

 

FIFTH WORKSでは、基本的にはお預かりして補修や修理は行っていないのですが、以前から作ってみたいと思っていたアイテムだったので、チャレンジです。

 

まずは芯になるパーツを製作。

オリジナルでは紐にテープで整形していたそうですが、処分されていたので一から作ってみました。

初めてなので、かなり手探りです(笑)

 

3mm厚のベルト革を5枚重ねてボンドで接着

 

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豆カンナと革包丁で荒削りしていきます。

鰹節に見えてきました。

 

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オリジナルの持ち手に合わせながら再現していきます。

 

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かなり削りました…

左右対称に揃えるのが難しいですね。

 

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朝時間がなかったので、この後一気に仕上げまでしたのですが、修正箇所が何箇所かあったので、型紙を製作してもう少し制度を高めることにしました。

 

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オリジナルのステッチ数を数え、同じ刃幅で再現していきます。

 

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膨らます分を考慮して作らないときれいな立体にならないので、若干サイズ変更。

 

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1.6mm厚の革だと少し強度が心配だったので、伸び止めテープを貼ってから

 

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同じ革で本体根元パーツの金具と接合する部分を補強

後から処理しにくい所だけコバ処理。

 

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あとはあらかじめ穴を開けていたので、縫い合わせていきます。

芯材のふくらみに合わせて、革を伸ばしながら縫い締めていきます。

 

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きれいに膨らみました☆

 

続きはVINTEGE GLOBE-TROTTER の持ち手を製作②へ→

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