家からバイクで20分ぐらいで行ける家具の町 大川に革包丁が売っているか見に行ってきました。
ネットで調べると金物店が何件かでてきたのですが、刃物専門店の情報がのこよしさんだけでした。
店主が不在だったのでしばらく奥様とお話ししたのですが、お父様も趣味でレザークラフトをされていたそうで、立派なカービングが施された書類ケースを見せて頂きました。
店主が戻って来られ、革包丁について色々と見せて頂いたのですが、大川で皮すき包丁と言うと、木の皮を削る包丁の事を言うそうです。
大川の家具屋さんで、革張りのソファーとかよく見かけたので、革貼りする職人さんが居るもんだと思っていたのですが、ほとんど海外生産で大川で革をあつかう所は聞いたこと無いとおっしゃっていました。
なので、店主も革包丁についてはあまり詳しく無いらしく、何本か革断ち包丁があったのですが、ハイス鋼の物で5000円ぐらいでした。
こちらのお店では、主に兵庫県の三木で作られた刃物が多いそうです。
木工用の刃物ならいっぱいありますよ!
刃物の事を色々と教えて頂いた後、砥石の話になり、金剛砂を修正砥石にふりかけて使ってると話すと、もっと効率よく修正出来る物があるよと紹介頂きました。
鉋の底面や砥石の修正用のヤスリをガラス板に貼り付けて砥石を動かして整えるやり方で、10mm厚のガラス板は特注されていて、割れないように反りのない堅木に貼り合わせて使うと良いそうです。
堅木を持ってなかったのでおねだりすると、倉庫の奥から持って来てくれました!
チークの銘木でしっかりと厚みがあり、重さもあるので土台としても丁度良いサイズでした。
チークは船底などにも使われる、水に強い素材らしいので、水を使う研ぎ作業用には最適ですね。
バイクで持って帰るのにちょっとデカかったのと、ガラス板が割れるといけないからと、しっかりと梱包して下さり、荷台にまで固定して頂きました。
自宅に帰ってさっそく土台作り。
チークをガラス板のサイズに合わせてカットして、面取りしてから
ガラス板を接着。
ガラス板の裏面に両目テープが貼られているので、そのまま貼れます。
んで、修正用のヤスリ#60を貼るのですが、これもデッキテープみたいに裏面に接着剤が塗られてます。
朝、セラミック修正砥石で修正した貝印の砥石を削ってみると…
真ん中だけ削れてます。
前から疑問に思ってたのですが、修正砥石は砥石を固定して修正砥石の方をのの字に動かして削ると思うのですが、幅が細いのでどうしても両サイドだけ減りやすいのは仕方ないのかなと思ってたんですよね。
えんぴつで目印を入れて全部消えるまでやるやり方でやってたんですが、全部整って無かったすね(笑)
この修正台はヤスリ面の方が広いので、常に砥石が全面あたっている状態なので、めっちゃ削りやすいす。
だいぶフラットになりました。
難点は良く削れるのですが、空研ぎなのですぐヤスリの目が詰まる事てますかね…
ベルトサンダー用のゴムクリーナーで落とせば詰まりは落ちました。
のこよし金物店さんの店主もレザークラフトに興味があるそうなので、また色々と教えてもらおうと思います。