Felisiのバッグを染め直し

前回の記事の続きでまたまたFelisiのリペアです。

今回は染め直しのお話。

これまたリサイクルショップで安くで購入したバッグ。

もともと黒なのですが、色がだいぶ飛んでいたのでかなり安くなっていました。

それにしてもここまで色が抜けますかね…定価6万…半分以上生地なのにw

しかも右と左で全然抜け方が違うし。

IMG_9949.JPG

カラーリペアに使うのはSEIWA ローパススピランとレザーフィックス。

あとウエスを小さく畳んだタンポとお皿。

IMG_9950.JPG

ウエスに染料を染み込ませて擦り込んでいきます。

IMG_9951.JPG

こんな感じでしっかり染まります。

IMG_9952.JPG

右が染色済み。

艶がなくなります。

IMG_9953.JPG

全体的に染めれたら、レザーフィックスも同様に擦り込んでいきます。

乾燥するのが早いので手早く塗ります。

仕上げ剤を塗ると、光沢成分が含まれているので艶が出てきます。

IMG_9958.JPG

ビフォー

IMG_9956.JPG

アフター

IMG_9957.JPG

一番抜けがひどかったロゴ部分。

IMG_9961.JPG

こんな感じです!

ポインタを乗せると画像が切り替わります。


IMG_9960.JPG

【製品を染色する際の注意点】

・染料仕上げのタンニンなめし革である事。

※それでも仕上げ剤の種類や仕上げ方法、なめし方により染まらないことがあります。

※クロームなめしでも染まる場合はありますが、顔料仕上げの革は染まらない可能性が高いです。

※以前Church’sの革靴を染めましたがタンの部分だけほとんど染まりませんでした。一つのアイテムでも染まる部分と染まらない部分があるので気をつけてください。

・ステッチが同色である事。

※ステッチが革と違う色だと糸を全部解いてから染色してください。糸まで色が付きますがまだらになり綺麗には染まりません。

・仕上げ処理が軽い革である事

※溶剤系のような分厚い仕上げ剤が塗布されている場合は、ヤスリで削って剥がしてからでないと染まりません。

・スピランはタンポに少量吸い込ませ、しっかりと擦り込んで染色します。

※スピランはアルコール性の為浸透力が強く、染料を塗りすぎると裏まで染み出して裏地まで染まってしまいます。

【参考にしていただく場合のお願い】

お店でソファーやバッグの色が褪せてしまったから染料で染め直したいとよくご相談いただきます。

上記の方法で染め直す事が出来る場合もありますが、ごく稀です。

市場に出ている革の多くがクローム鞣しの顔料仕上げの革なので、基本的には染めるのは難しいです。

染まったとしてもまだらになるか、すぐに剥がれてしまいまう事が考えられます。

まずは染色用の革で練習してコツを掴んでからチャレンジする事をお勧めします。

スピランでも色によっては染まりが悪い場合もありますし、ムラになることもあります。

僕はこの革がどういった革かを知っていましたし、格安で見つけたので失敗しても良いくらいのノリでやってます。

自分で手を入れてあげると愛着は増します。

元どおりにすることは不可能ですが、また色褪せしてきたら染め直す事ができます。

友達のお修理屋さんから聞きましたが、自分でカラーリペアをして失敗したから元に戻してほしいと言われる事が多いそうです。

チャレンジすることはとても大切だと思います。

「自分でやることが好きだから」や「愛着があるので自分でやりたい」という方は是非チャレンジしていただきたいと思います!

逆にお修理屋さんに出すと高いから…と言う理由の方にはあまりお勧めできません。

失敗したくないと思われる方は、お修理屋さんに頼んだ方がいいと思います。

革の染め直しはとても難しく、細かな作業と技術を必要とします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

何かの参考になれば幸いです。

SNSでもご購読できます。